スパイン・リーフアーキテクチャとは
Spine-Leafアーキテクチャは、データセンターやクラウド環境などで利用される、高性能かつ拡張性に優れたネットワーク構成の一つです。
従来の3階層(アクセス・ディストリビューション・コア)構成に比べて遅延が少なく、ボトルネックが発生しにくいのが特徴です。
このアーキテクチャは2種類のスイッチで構成されます:
Spineスイッチ(スパイン):
すべてのLeafスイッチと接続し、コアとしてルーティングを担う。
Leafスイッチ(リーフ):
サーバーやストレージなどのエンドポイント機器に接続。
主な特徴とメリット
低遅延・高スループット
通信経路が最長でもスパインを1つ経由するだけ(1~2ホップ)で済むため、遅延が抑えられます。
水平スケーラビリティ
トラフィック量の増加に応じて、リーフやスパインを簡単に追加でき、柔軟に拡張可能。
トラフィックの均等分散
ECMP(Equal-Cost Multi-Path)などの技術を活用し、複数のスパインにトラフィックを分散させることで、ボトルネックを防ぎます。
スパイン・リーフアーキテクチャが選ばれる理由
近年、クラウドサービスやコンテナ技術の普及により、データセンター内でのサーバー間通信(いわゆる東西トラフィック)が急増しています。こうした環境では、通信経路の均一性や低遅延がネットワーク性能の鍵を握ります。
スパイン・リーフ構成は、すべての通信経路がほぼ同じ距離となるよう設計されており、安定した低レイテンシ通信を実現します。また、従来のSTP(スパニングツリー)のように冗長経路が無効化されることがなく、ECMP(等コストマルチパス)を活用して複数経路を有効に使えるため、帯域の効率化にも優れています。
さらにこの構成はスケーラビリティにも優れており、ネットワークを停止することなく、リーフやスパインスイッチを追加することで柔軟に拡張が可能です。こうした高いパフォーマンスと拡張性を兼ね備えた設計が、多くの企業に選ばれている理由です。
Edgecore スイッチ製品紹介
| モデル名 | 用途 | ポート構成 | ASIC/CPU | スイッチ容量 | 特徴 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AS4630-54TE | リーフ/ToR | 48×1G RJ‑45 + 4×25G SFP28 uplink + 2×100G QSFP28 stacking | Broadcom Trident III / Intel Atom C3558 | 960 Gbps / 744 Mpps | ONIE搭載、冗長PSU、ポートToパワー or パワーToポート空冷選択可能 | ¥744,000 |
| AS7312-54XS | リーフ/ToR | 48×25G SFP28 + 6×100G QSFP28 | Broadcom Tomahawk+ / Intel Atom C2538 | 3.6 Tbps | ONIE搭載、25/100G混載、冗長PSU | ¥1,560,000 |
| AS7712-32X | スパイン/ToR | 32×100G QSFP28(40/50/100G対応、breakout可) | Broadcom Tomahawk3 / Intel Atom C2538 | 6.4 Tbps / 3.2 Bpps | OpenFlow対応、VxLAN、冗長PSU | ¥1,668,000 |
| AS7726-32X | スパイン/ToR | 32×100G QSFP28(40/50/100G等breakout可) | Broadcom Trident III / Intel Xeon D-1518 | 6.4 Tbps | ONIE搭載、L2/L3対応、冗長PSU | ¥1,716,000 |
| AS9737-32DB | ハイパフォーマンス・スパイン | 32×400G QSFP56‑DD | Broadcom Tomahawk4 | 12.8 Tbps / 5.09 Bpps | 400G対応、高密度設計 | ¥5,100,000 |