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ストレージシステムについて

データオンストアのストレージシステム

ストレージシステムは専用のレイドアレイカードをシステムに搭載することで得られるメリットもありましたが、今ではデメリットが多く、大規模なシステムには不向きと言えます。
1台で構成するストレージシステムであってもオブジェクト指向のハードウェアデバイス構成とすることでスケールアップニーズ、遠隔地のバックアップ用途(ディザスターリカバリー)へも容易に対応可能です。

HGST®He10によるデバイスの障害低下

高密度高集積

DatastorStorageでは早くからオブジェクト志向のストレージを提供しています。
大切なデータを保全することと信頼性を担保するためには欠かせない機能です。
今では最大のディスクサイズは14テラバイトを超え、レガシーと呼ばれるRAID Controllerを使うシステムで大容量ディスクを使用するとデータ損失を招く危険が益々増えています。
ヘリウムディスクは構造が高密度になっても自身の発熱が抑えられ、軽量化されており省スペースでも高密度にディスクを収容することが可能です。このような理由からヘリウム封入のHDD需要は益々高まりつつあります。DatastorStorage製品はエアー封入の従来構造のドライブからヘリウム封入ドライブに移行したお陰でストレージシステムの障害発生率が驚くほど低下しています。

ワット単位容量の消費電力比
(10TB He10使用)


1U(12ドライブ)x4
分散ファイルシステム製品

480TB/720W = 660GB


4U(78ドライブ)
アーカイブストレージ製品

780TB/450W = 1.73TB


4U(24ドライブ)
汎用ストレージ製品

240TB/400W = 600GB

ストレージに使用される標準的なスペース4U(17.6cm)で消費電力「1W」辺りの容量はシステム構成で大きな違いがあります。
この表示はストレージ専用機の標準的な使用時の電力平均を示していますがシステムの構成により同じスペースで確保可能な1ワット辺りのストレージ容量には大きな違いがあります。TCO削減を考慮する場合は目的を考慮し十分な注意が必要です。

低消費電力のストレージ用サーバーDatastor Storageは、パーツ1つに消費電力を見直してお届けしています。 # 以下消費電力の一例

低消費電力
Controller
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消費電力 計算例

パーツ数量詳細消費電力(定格)HDD
CPU116コア 低電圧モデル65W65W6TB
He6
8W
60
360TB
Memory4R-DIMMM 1.2V DDR44W16W
HBA112G SAS card8W8W
Chipset1SATA312W12W
LAN2SFP+ or 10GbE8W16W
IPMI1BMC3W3W
FAN44cm10W40W
PSU2変換効率95%以上 1+122W22W
合計182W(最大)480W

ストレージのコントローラ消費電力は204Wとなり、通常のサービス運用時は100W強の消費で済むことがわかっています。これに360TBを超えるオブジェクトストレージを接続した場合でも通常稼動時は合計値の480Wでは無く、「360W前後」の消費です。この「1W=1TB」は理想の消費電力と言えます。

ヘリウム封入ドライブ

ハードディスクドライブ(HDD)がソリッドステートドライブ(SSD)に変わるには購入価格の逆転を待つだけですが数年前から殆ど価格は変動が無いままHDDの大容量化が進んでいます。Panasas®社などのActiveStor®製品はハイブリッドのストレージシステムですが世に出てから未だ日も浅く広く認識されておりません。このハイブリッドストレージはHDDなどをオブジェクトデバイスとして扱っている為メディア形式を選びません。また、容量の違いが有っても基本的に同じボリュームで使用可能です。
今後もHDDの大容量化は10TBを超える勢いで拡張します。ヘリウム封入ドライブは従来のエアー封入ドライブと比較して非常に障害が少ない構造を持つドライブです。今後ストレージに使用される大容量製品は全てヘリウム封入ドライブとなるでしょう。

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